清瀬版ー農商工連携

清瀬市では、いま、農産物のブランド化に力を入れています。 

清瀬市は、都内でも有数の農業生産地。「にんじん」は出荷量が東京都全体の40%以上を占めダントツの1位。「ほうれん草」、「さと芋」も最上位を占めています。 

 

清瀬市では、清瀬産農産物の特色を打ち出すため、これまでも農産物のブランド化に取り組み、「葉つきサラダ大根」、「ピュアホワイト(とうもろこし)」の生産を実現してきました。そして、いま力を入れているのが、「にんじん」の新品種「ベーターキャロット」の生産です。 

 

「ベーターキャロット」は、ニンジン特有の臭みが少なく、カロテン含有量が多くて甘く食べやすい品種です。今年2月にトライアルで市場出荷したところ、「色もきれい」と上々の評判だったとのこと。 

早速、「ベーターキャロット」は、特産品「清瀬にんじん焼酎」(企画開発:清瀬市・清瀬商工会・清瀬市小売酒販組合)の原料としても使われ、6月に発売されました。一昨年、昨年に続く、清瀬にんじん焼酎「君暮らす街」の第3弾です。「今年のにんじん焼酎はコクがあって旨い」と反響が広がっています。(720ml、1300円。市内20の酒店で販売中) 

清瀬市の農産物のブランド化は、市内の農家、JA、商工会などが参加する「市農産物ブランド化検討委員会」で推進されています。 

 

行政、農家、JA、商工会が連携して進めている農産物ブランド化と特産加工品づくりは、いま、全国で展開されている農商工連携の清瀬版といえるのではないでしょうか。 

 

清瀬市では、8月22日~9月6日、今年も清瀬市下清戸3丁目地区の24haの農地で東京最大規模の「ひまわりフェスティバル」が開催されます。10万本以上の「ひまわり」が咲き競い、清瀬の夏を演出します。 

「農のある風景」の街、清瀬市をあなたも訪ねて見ませんか。

 

文責: 野口佐稔 (2009/08/09)