みんなで守る「飲酒運転を絶対にしない、させない」

忘年会・新年会シーズンを迎えて飲酒の機会が増える方も多いだろう。

私はアルコールを飲まないが、目の前にうまい料理があると軽く一杯、ちょっとだけなら平気という気持ちが起こるのもわからなくはない。

 

警察庁発表によると飲酒運転が厳罰化されたことで、飲酒による事故は以前より減少しているものの、下げ止まり傾向にあり、依然として悲惨な事故が後を絶たないそうだ。

飲酒の事実を隠すため、ひき逃げする悪質な事件が横行しており、早期に救護が受けられなかったために被害者が重症化するといった皮肉な結果が生まれている。

 

ところで、最近の自動車は危険回避やアシストブレーキなど安全制御機能を搭載したものが主流になっているが、自動ブレーキや衝突回避してくれるから大丈夫などとモラルハザードが起こらないとも限らず、飲酒をチェックする機能が搭載できないものかと思う。

 

例えば、顔認証、指紋、網膜など認証技術を駆使して、ドライバーの酒気を判定する仕組みはどうだろう。

ハンドルを握る指紋と顔認証でドライバーを特定した状態で、ダッシュボードに設置された呼気検査器に息を吐き、法定以上のアルコール濃度が検知されたらエンジンがかからないようにしておくのだ。

 

誠に残念だが、ドライバーのモラル任せでは飲酒事故が無くならないことは明らかであり、自動車が運転されることを拒絶するというアプローチも必要ではないだろうか。